和ろうそくとは
このページでは、日本の伝統的な特産品の中でも特に和ろうそくについて、その概要と歴史をまとめてご紹介します。
和ろうそくとは、 櫨(はぜ)の実から搾り取った木蝋を加熱して熔かしたものを、和紙および燈芯草で作った芯の周りにかけ、乾燥させて作るものです。ろうそくは断面が年輪状となり、蝋燭の芯は洋蝋燭の綿芯に比べ太くなります。
獣脂を原料とする洋ろうそくとは原材料や作り方の点で違うことがわかります。
和ろうそくの歴史
ろうそく自体は、紀元前3世紀ころのイタリアで使用されていましたが、和ろうそくの登場はもう少し遅く、14世紀の後半まで待たねばなりません。18世紀から広島藩で生産が活発となり、また外国への輸出量も徐々に増えていきました。